「なだ万」と言えば、昭和61年の東京サミット公式晩餐会がホテルニューオータニ内なだ万「山茶花荘」で開催されるなど日本を代表する日本料理店です。
歴史をたどれば、初代・灘屋萬助が1830年に大阪で料理屋を創業したのが始まりです。
それほど、歴史と格式があるお店なのです。
その「なだ万」が「時代の流れを読む」を実践して血のにじむような努力しています。
前回、平成4年をピークに交際費が激減していることを書きましたが、高級料亭「なだ万」は今までの客層と違う客層へ舵を切りました。
交際費を使う社用族から、たまにはおいしいものが食べたい、ちょっと贅沢したいという個人を相手にすることを考えたのです。
これは、今では当たり前のことですが、当時としては大変な決断だったと思います。
早くも平成5年から新業態に挑戦しています。
本当に経営者の英断だと思います。
平成5年 新宿小田急百貨店本館14階に日本料理、寿司、天婦羅、鉄板ステーキの4つのコーナーがそろった総合日本料理店「なだ万寶館」を開店
平成7年 三越日本橋本店に弁当・総菜販売の「なだ万厨房」が初進出
平成12年 赤坂東急ホテル最上階に新業態の「スーパーダイニング ジパング」を開店
今では、Yahoo!ショッピングへの出店、JR東日本が展開するエキナカスタイル(ecute品川)への出店、オンラインショッピングによるお弁当販売等あらゆる場所へ展開しています。
このように、高級料亭「なだ万」は見事な転換をはかり生き残ったのです。
ここにも「時代の流れを読む」経営者がいたのです。
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2007年09月14日
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コメントありがとうございます。
なだ万さんに知り合いはいませんので、よく分かりませんが、インターネットなどを使えば本社の連絡先が分かると思います。
アタックして見たらどうでしょうか。
関東圏におけるほとんどの弁当を調理生産しております。
日産平均四千食、
只昨年から他社における食の様々の問題や事件が起こりその伸びは今停滞の感があります。
が、和食老舗の弁当の献立に顧客年齢層が高いこと年間をとうしてさほど変化、バラエティーに欠けること等も影響していると思えます。また若い年齢層の購買が低いとも思えます。
なだ万厨房の弁当惣菜事業の今後とその拡大戦略には新しい息吹や和食老舗の和食にこだわらない垣根を越えた献立や料理の提案、ジャンルを越えた料理の提案を弁当惣菜事業に付加すべきと思います。
コメントありがとうございました。
なだ万厨房さんもがんばっていると思います。
昔に比べるとかなりリーズナブルに提供しているのですが、若い年齢層から見れば、まだ高いと思います。
今以上に内容を落とすことは無理がありますし、なかなか難しいですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
何回食中毒出すんだ
社告もせず、隠ぺい体質の冴えたる会社だ
コメントありがとうございました。
一年に二度も同じ店で食中毒を出したのは
弁解の余地もないと思います。
吉兆の問題と共に残念です。